PARKING FLAP LES

駐車場 フラップレス方式

主な設置目的

元来フラップ式は小規模コインパーキング用設備として利用されてきました。
そののち初期費用をできるだけ削減したいという観点から、フラップ板のないフラップレス駐車場が登場してきました。
まだ主流というわけにはいきませんが少しずつ増えてきています。



システムの構成

フラップ板がないという点でフラップレス式は共通していますが、その機器構成は多様です。
車室ごとに駐車車両の車番認識を行って課金を行うシステムから、フラップ式から単にフラップ板を除いた単純なシステムまであります。
料金精算は場内の精算機で行います。
最近はアプリ決済ができる駐車場もあります。
フリーライダー等の不正行為を防ぐため(実際には心理的抑止効果のみ)、場内に監視カメラを設置する場合が一般的です。
乗り逃げ(料金精算しないで出庫する)率は場所にもよりますが、一般的には2%以下と言われています。
乗り逃げ率を収支計算に含めて料金設定を行うのが一般的で、乗り逃げ対策に必要以上の神経とコストを使うのはあまり合理的とは言えません。

メリットとデメリット

他システムとの比較

  1. ゲート式駐車場との比較としては、こちらの方が小規模駐車場に適しています。ゲート式は一定の広さ(面積)が必要になり、あまり狭いと必要な収容台数を確保できません。
  2. フラップ式との比較は、上記「メリットとデメリット」が裏返しの関係になります。料金徴収を確実にしたい場合にはやはりフラップ式になるでしょう。車室単価の高い駐車場では勢いそうなるでしょう。
  3. 前払い式精算機もフラップレス方式の一種と言えます。郊外の駅前駐車場等で導入されていますが、利用形態としては一日(終日)利用者向けという特性があります。これは1回いくらという料金設定になるので短時間利用者には向かないということです。この方式の駐車場では舗装もしていないところが数多く見られます。

用途

商業施設付帯駐輪場、一般時間貸し駐車場等