時事トピック

コロナ禍で変わるパーキングビジネスの未来⑮

パステル石戸です。 

今回は、当社で始めた「勉強会」についてお話しします。
そのテーマは、駐車場におけるキャッシュレス決済です。

なぜそのような勉強会を始めようと考えたか、なぜそのようなテーマを選んだかについて
述べていきます。

まず、なぜそのような勉強会を始めたかについて。
当社は、ご存じのように駐車場関連機器の販売、施工、運営管理、消耗品販売等を行っています。
もし社会や市場が大きな変化もせず、技術も安定していているのであれば、そこで求められるのは確立した知識や経験です。

しかし近時の各方面におけるDXの流れは、駐車場にも大きな影響を及ぼしています。
そこで通用するのは過去に獲得した知識や経験だけではありません。

過去の常識や業界の慣行を疑い、問題意識を持ちながら、いま目の前で進行している新たな事態を虚心坦懐に見つめ、そこで一体何が起こっているのかを把握することが出発点になるのではないでしょうか。
私たちは、曇りのない眼鏡で事態を本質的に見抜くことが求められる時代に生きています。
厳しい時代ではありますが、考え方によってはチャレンジングで楽しい時代とも言えます。
そのような意識を社内で定着させ、実行に移すことがこの勉強会の一番の目的です。



現在、駐車場業界において、もっとも関心を集めているのはキャッシュレス決済の行方です。
2024年度上期には新紙幣が発行される予定ですが、その時期にキャッシュレス決済化の動きは加速するのではないかと考えています。

現金決済からキャッシュレス決済に代わることは、単に決済手段(方法)が変わるというにとどまらず、当然ながら「駐車場運営の在り方」を大きく変えてしてしまうことを意味します。

さらには「駐車場運営の在り方」にとどまらず「駐車場ビジネスの構造」自体を根底から変えてしまう可能性があると考えています。



その意味で、駐車場精算機業界の将来を考えるのに最適のテーマであるというのが私の基本的な考え方です。

今回もお読みいただきまして有難うございました。