時事トピック

コロナ禍で変わるパーキングビジネスの未来㉒

パステル石戸です。

新年あけましておめでとうございます。
皆さま本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

今回で最終回にしますが、オムロン創業者、立石一真氏について引き続き綴っていきます。

前回の最後に「恥を知り、信念を持ち、大志を抱いて、自らの事業に邁進するという形容がピッタリな印象です。」
という評伝の文章を引用しました。



立石一真氏の業績を語り出すときりがないので、立石電機が第二次世界大戦後に生産を再開するに際して立てた5つの方針について述べていこうと思います。

それは次の通りです。
「一、借金しない。

 二、部品はすべて外注する。

 三、研究投資を優先する。

 四、大企業の系列下に入らない。

 五、大企業と協力の立場を採る。 」というものです。

ここにその後の立石電機、オムロンの躍進の源があるような気がします。

とくに、「三、の研究投資を優先する。」という方針です。立石一真氏の真骨頂とも言える方針です。
その後に続く革新的な商品群の開発は、このような方針=信念に支えられたものであることは間違いないでしょう。

更には、「四、大企業の系列下に入らない。」という方針も、独立独歩の気概を感じさせるものです。

この2つの方針は、一つは技術者としての気概、もうひとつは経営者としての誇りを感じさせるものです。
新年にあたり、改めて立石一真氏のこの「気概」と「誇り」を感じながら、経営の任に当たっていこうと思っています。

今回もお読みいただきまして誠にありがとうございます。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。