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Vol.10 ETCの動向について 2

○1.前号の日経の記事ですがその信憑性は・・・

関係先に確認したところ、記事に言う「来春」(この春ですが)というには具体
的な動きがついていっていないようです。
従ってまだどのように展開していくかは不明といわざるをえません。

新しい情報が入ればお伝えすることにしますが、今のところアドバルーン
といわざるをえません。

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○2.非接触ICカードの将来性

①    駐車場においては、社会の最先端技術は他のマーケットに比べて著しく遅れて
導入されるというのがここ20年来通例でした。
駐車場精算システムの基幹技術がこの20年余り基本的に何も変わっていないの
ですから当然といえば当然ですが。

②    ところがETCの急速な普及はその常識を大きく変えるようとしています。
高速料金の決済をノンストップで行われることが普通になれば、
その自然な延長線上に、駐車場やガソリンスタンドなどの料金決済が位置づけら
れていくことは間違いありません。

③    問題は、それらが現金決済に取って代わる時期です。
我々がかかわっている駐車場設計の大型案件でもここ1、2年は必ずといって
良いほどETC決済やピタパ決済などが話題に上りますが、まだ実際に採用される
ところはごく少数です。

我々は、その時期は今から3~5年後あたりであると判断しています。
ただその頃「ETC」、「ピタパ」、「おサイフケータイ」のどれが主流の決済方式
となっているかは分かりませんが・・・

④ 4、5年後あたりに機械の更新をされる場合、どの方式が主流となっているか、
おそらく明白であるので方式選択に迷うことはないと思われます。
ところが2~3年後あたりの機器更新では悩ましいところでしょう。

なぜなら、どの方式が主流になっていくかはっきりしない可能性もあるからです。
最近、複数の決済方式に対応する端末も開発されてきているようですので、
技術的な先行きはまだ不透明です。
従って、あせって導入を急ぐことはないと思われます。

編集者個人としては、駐車場ではETCが主流となっていくのではないかと予想して
います。
その場合、提携先の割引方法をどうするかは、いまだに解決しない大きな課題で
ありますが・・・

本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

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○【次号予告】〈放置駐車違反の取締強化後の状況について〉
取材記事も含めて2~3回のシリーズでお送りします。

□いかがだったでしょうか。
次号メールマガジンを、楽しみにお待ちください。

(パステル通信 編集部)
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