メールマガジンアーカイブ

Vol.18 駐車場と地域社会

○1. パステルホームページのトピックスのコーナーに“駐車場ETCシリーズ”
の第7回「IBAサービスのビジネスモデル」をアップしました。
是非お立ち寄り下さい。

さて今回のテーマです。「駐車場と地域社会」です。
私はこのテーマがどうしても今後の駐車場事業の中核テーマになるよう
な気がしてなりません。
今回はかなり抽象的な議論になりますがお付き合いください。

長い間、駐車場は単独で経営・運営され、あるいは仮にそうでなくても同
じ地域内の何ヶ所かでサービス券などを共用するという程度の地域連携が
おこなわれてきただけのような気がします。
しかし、
だからもっと地域連携を深めるべきだ、という論ではありません。

私は、駐車場が地域に開かれたときにどのような可能性が展開していくの
だろうか、というところに関心の中心があります。

○2. 「地域」の中に、駐車場というものをおいてみた時に、何が見えるのでしょ
うか。時間貸しであれ、月極であれ、単純に利用者に場所を貸して、料金
を徴収するということだけが本質なのでしょうか。

どうも私にはそうは思えないのです。
地域の中で自動車をとめるスペースを提供しているということが、更にど
のような拡がりを持ちうるのか、という問題意識と言っても構いません。

そのような視点に立つと色々な社会的な可能性があるのではないかと思わ
れるから不思議です。

次回も含めて、その可能性についていくつか具体的に考えてみたいと思い
ます。それはまだイメージというか漠然としたものではありますが、私の
備忘録と言う意味も含めて記したいと思います。

○3. たとえば、
地域コミュニティで考えた時に、駐車場はパーソナルな移動の「ターミ
ナル」あるいは「結節点」という位置付けが可能なのではないでしょうか
(メルマガ15号で同じような議論をしましたので一部重複しますがご容赦
下さい)。

そのような位置付けとすると、各種の移動手段は、総体として一体と考え
ることが出来るのではないでしょうか。レンタサイクル拠点、カーシェア
リング拠点であったり、エリア内ミニ巡回バスの停留所であったり・・・

そのことによって総体的なエネルギー消費を減らしたり、交通渋滞を減少
させたり、色々な利点が見えてくるのではないのでしょうか。
しかもそのような事業を当の駐車場事業者だけでなく、地域で関連する色々
な事業者と連携しておこなうことに意義があるのではないでしょうか。

上記の様なことを一度にやってしまおうとするとなかなか難しいことでしょ
うが、部分的に出来ることから実施して行けばいいのではないでしょうか。

さらにその様なターミナルを日常的に行き交う人々に焦点を合わせると、
もっと色々な可能性が見えてくるかもしれません。
以前も指摘した「利用者(ドライバー)目線の駐車場ビジネスの構築」へ
も繋がっていくことにもなるでしょう。

しかしもっと突き詰めて言えば、そのような模索の中で「駐車場ビジネス」
という枠組みを越えてしまうことになるかもしれません。あるいは越えてし
まうぐらいでいいのかもしれません。

次回も引続き、もう少し具体的な可能性について考えてみたいと思います。

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○【次号予告】 次回は「駐車場と地域社会 2」です。