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Vol.62 有人駐車場と接客サービス 1

○1.実は5月号を発行後、極端に忙しくなり半年お休みさせて頂きました。

読者の皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。

半年お休みさせて頂いた理由は、府下のある医科大学の駐車場管理
運営を請け負ったことです。

当社は、従来駐車場システム機器の設計・施工・販売を中心業務とし
て参りました。

駐車場経営や管理運営も行なってきておりましたが、殆んどハード販
売が中心であったため駐車場の運営ソフトに関してはそう多くのノウ
ハウが社内に蓄積されていた訳ではありません。

ただ私が以前在籍していた会社で病院駐車場の管理業務に携わった経
験がありましたので殆んど一人で運営管理事業の立ち上げに専念しま
した。

従来、警備会社が駐車場管理を行なっておられたのですが当社が代わ
って運営を行なうようになったのです。

休み無しの365日、年中無休で
朝7時30分から夜7時30分まで常駐で駐車場管理をしております。
6人のスタッフで1日4~5名でシフトを組んでいます(土日祝日や休診日
は2名です)。

業務は、接客案内・車両などの誘導・事故トラブル対応・売上金集金
及び入金業務、定期券及びサービス発行補助業務と多岐にわたります。

本年7月に業務開始し、今月末で半年になります。

業務もやっと軌道に乗りはじめ、今後、より質の高い仕事にレベルア
ップしていきたいと考えております。

○2.当社が駐車場管理に進出した理由は二つあります。

ひとつは、
機器の更新がなかなか進まないのでその代替策として機器持込み管理
というパッケージで営業を推進せざるを得ないという事実。
もうひとつは、
機器販売だけしていても大きな展開が見込めないという駐車場機器販
売市場の事情です。

まったく新しいそして経験のまったく無い市場に進出するのは無謀と
言うべきですが、我々にとっては駐車場管理運営の市場は比較的事情
が分かっている市場です。

用意周到に準備し進出すれば、成功の確率は上るものと判断した結果
です。

勿論、進出すれば必ず成功するものではありません。

当社は先行他社に対して、これが我が社の管理運営です、と堂々と
主張できる内実を備えていなければ意味がないと考えました。

そこで次のようなコンセプトを構築しました。

○3.まず
当社の駐車場運営管理はいわゆる「警備」とは全く異なるものです。

当社はこの業務を「接客サービス業」と位置づけています。

「おもてなしの精神」を中核にご利用者に気持ち良く駐車場を利用し
て頂き、また気持ち良く帰って頂くことが一番大切だと考えています。

又私たちは、
その施設を代表する気持ちで業務に取り組んでおります。
なぜなら、車でおいでになった皆さんが
その施設で最初に接する部門であり、又最後に接する部門でもあるか
らです。

私たちはその施設の印象を左右する重要な部門を任されていると考え
ています。
又そのような意識で日々研鑽し、スタッフ教育を重ねております。


また当社はその出自から機械に詳しくその取扱いにも習熟しておりま
す。

更には過去の数多くの駐車場機器の販売実績を背景に駐車場の利用状
況の分析や改善提案も致します。
そのために集計パソコンも持ち込みしております。


以上のような駐車場運営管理のパッケージで我々は他社と差別化し、
市場で評価される存在を目指しております。

次回は、もう少しその内容に関して詳しくお話したいと思います。

今回もお読み頂き誠にありがとうございました。

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○【次号予告】 次回 1月号のテーマは、
「 有人駐車場と接客サービス 2 」です。