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メールマガジン

Vol.81 年頭にあたり

○1.明けましておめでとうございます。

昨年末に2号分、穴を開けてしまいました。申し訳ございません。
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

年明けですので
今後の駐車場事業について若干の私見を述べさせていただきます。

言い古されたフレーズですが
一言で言えば
今の駐車場事業には、イノベーションが必要だと考えています。

The introduction of something new.

これが辞書による、inovation の定義です。

日本ではよく「技術革新」と訳されますが正しくないとされます。

何か技術的に画期的な製品を生み出すことと同義と考えられることが多いようですがそうではないのです。

今までなかった新しい商品やサービス、新しい生産方法、新しい流通チャンネルの開発、新しい素材による既存製品の製作、新しい組織なども全てイノベーションの範疇なのです。

そしてそれらが単に新しいということだけでなく消費者に新しい価値を提供し、感動を与えるようなもの、それがイノベーションなのです。

〇2.以上のように理解すると
イノベーションは決して難しいことではないような気がしてきます。

日常業務の中にイノベーションの機会はいくらでも潜んでいるように思えてきます。

ここ20年以上、駐車場事業にはイノベーションらしきものはありません。

強いて言えば
今のタイムズが、土地借り上げによる駐車場経営事業を軌道に乗せマーケットを確立したことくらいでしょうか。

なんとお寒い状況なのでしょう。

ハード面にいたっては30年一日の如しです。

〇3.私は
駐車場事業においてイノベーションを果たすために考えるべき視点は三つあるような気がします。

ひとつは、駐車場事業そのものをどう再構築するかという観点からのアプローチです。
大上段からの物言いですがこのような発想も必要な時期に来ているのではないでしょうか。

二つ目は、駐車場運営方式におけるイノベーションです。

三つ目は、駐車場関連ハードウェアのイノベーションです。

こんなことを考えているときはいつも宅急便のヤマトの小倉昌男さんを思い浮かべてしまいます。

斜陽産業の運送業から、個人相手の小荷物配送サービスを全国規模の事業へ育て上げた小倉氏です。

氏の著作には経営において学ぶべきことがたくさんあります。

まだまだやるべきことはたくさんある。
しかも
昨日とは違うやり方で。

私たちは
今年、このような考え方で駐車場事業に取り組んでいこうと思っています。

今回もお読みいただき誠にありがとうございました。

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○【次号予告】 次回2月号のテーマは未定です。