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メールマガジン

Vol.90 栄真パーキング様 2

○1.今回は、新年間もないこともあり、仕事の取り組み方について考えてみたいと思います。

日頃、限られた時間の中でどうやれば仕事の効率化が図れるのかを考えておられる方も少なくないと思います。

仕事を効率的に進めるためのこまごまとしたテクニックはいろいろとあると思いますが、ここではもう少し抽象的な取り組み姿勢といったものについて考えます。

私が日頃重要と考えている基本的な取り組み姿勢は下記の3点です。

一つ目は、「当事者意識」です。
仕事には色々な発生の仕方がありますが自分の担当となった以上は自分が主体的に解決しなければいけないという意識に立脚しなければなりません。

言われたことしかやらない、あるいはやれないという人が見受けられますが、そのような人は自分が取り組んでいる仕事を外部から押し付けられたものという意識でやっているのです。

スタートの時点で、仕事を自分のものにしていないのです。

従って、指示されたり依頼された内容について漏れがないか又より深く考える必要はないか、依頼や指示に言外の含みは無いかなどについて、深く思いを致すということがありません。

だから質の高い成果は望めません。

どのような経緯で自分の仕事になったかには係わらず、まずその仕事を誰でもない自分の仕事としてしっかり引き受ける姿勢が何より大切だと考えるのです。


○2.二つ目は、「時間を意識する」ことです。
ドラッカーはこう言っています。
「成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。」

私は必ずしもこの意味が正確に分かっている訳ではありませんが、私はこれは、時間が有限でありその有限性を明確に意識することの重要性について述べられているものと考えています。

だれしも1日24時間という有限の資源が与えられていますが、この資源をどのように活かすかにより仕事の進捗(計画)や成果が大きく左右されるということではないでしょうか。

より具体的に言えば
時間の希少性や有限性を意識しつつ、どれ位の時間で何を成果として生み出すべきかという意識ではないかと思います。

時間をかければ大抵のことはできますが、投入した時間と成果物の間には適正なバランスが必要でしょう。成果の乏しい仕事に多くの時間をかけることの愚はいうまでもありません。

そのような意味では、この「時間を意識する」ということは決して実践が容易なことではありません。

余談ですが、新年早々家族が骨折をし付き添いや看病などで多くの時間をとられ、このところ仕事に当てられる時間が大きく削られている状況ですがこういう時こそ「時間を意識する」ことの重要性が身に沁みて感じられます。

時間が無いということを言い募るのではなく、限られた時間の中でどのように成果を上げていくかが問われるところだと思っています。


〇3.三つ目は、「プロフェッショナルとして誇りを持つ」ということです。
言葉を変えればプロとして明確なプライドを持つということです。

これは奢り昂るというような精神状態ではなく、お客様から対価を受け製品やサービスを提供するに際して、最善のものを提供するという心構えだと考えます。

常に仕事に関して向上心を持って勉強し、経験から深く学び、自らが提供する製品やサービスが最善のものであるよう努めることです。

このような心構えで仕事に取り組んでいれば、お客様からは信頼され、自分も自信を持つことができるようになります。その結果より深くお客様から信頼され、より高い努力を続け、より高みへと到達することができます。

又そのような心構えで仕事をしていれば、いい加減なやっつけ仕事は正にプライドが許さないということになります。

私はこれからも常に向上心を持ち続け、誰にも負けない「駐車場屋」になっていきたいと心から思っています。

明確な当事者意識を持ち、時間の有限性をシビアに意識し、プロフェッショナルとして成果をあげていくこと、これをもう一度肝に銘じて今年の仕事に取り組んで行きたいと思っています。

どうかよろしくお願い申し上げます。


今回もお読みいただき誠にありがとうございました。

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○【次号予告】 次回3月号のテーマは、「駐輪事業について考える」です。