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メールマガジン

Vol.92 駐輪事業について考える 1

○1.弊社は、この3月1日から南海電鉄の泉大津駅前で時間貸し駐輪場の経営を開始しました。収容台数700台弱の大規模駐輪場となります。

足掛け3年の計画が実現しました。

弊社はすでに湊町リバープレイスの敷地内に80台弱の時間貸し駐輪場を経営しており、これが2ヶ所目となります。

駐車場を軸として事業を展開している弊社が駐輪場事業に取り組むのは先ずは事業の多角化という理由からです。
事業の多角化という戦略は今や当たり前の生き残り戦略ですが、各社のその具体的戦術は様々です。

弊社は、あくまでも自社の駐車場事業に主軸を置き、片足で届く範囲の弊社が理解可能なマーケットにだけ進出しています。

その意味で駐輪場や駐バイク場は弊社にとって最適のターゲットです。

しかし弊社が駐輪場や駐バイク場に進出する理由はそれだけではありません。

弊社は駅前に位置する駐輪場や駐バイク場に取り組んでいます。
これは駅前駐輪環境の整備や駅前の美化という社会的要請にも応えたいという思いがあるからです。

乱雑におかれた放置自転車は通常の通行人だけでなく、障がい者の方々に大変な苦痛を強いています。
杖を使っておられたり車椅子の方にとって駅前放置自転車は事故をも引き起こしかねない害悪です。

弊社はそのような悪環境の改善に少しでも貢献できればと考えています。

○2.時間貸し駐輪場は、単価がせいぜい100円か150円という細々とした事業です。一発当てるというようなものではありません。

長い期間をかけて回収していくもので地道な事業です。

もちろん営利事業であることは間違いありませんから赤字では事業が立ち行きません。

事業が継続していけるよう色々な工夫をしていますが、ではどんどん儲かって行けばそれでよいのかというとそうではありません。

弊社は、一定の利益が確保でき、駐輪場用地の地主さん方へ一定の還元ができれば、余剰利益を駅前環境の美化整備、交通安全教室の開催、シェアサイクルやコミュニティサイクルへの取り組みに投じて生きたいと考えています。

企業も社会の一員であり、社会貢献をすることは義務であると考えます。

身の程の範囲内でおこない無理をする必要はまったくないと思いますが。

〇3.最近ある雑誌の記事で、公共交通機関や自動車、シェアサイクルなどを有機的に連携させて、都市の交通問題を解決するスキームを紹介していましたが遅きに失するという感じがします。

このメルマガでも以前にこのようなスキームを提示していますし、実は一次選考しか通過しませんでしたがシェアサイクルと公共交通機関の連携で都市交通問題解決の一助となるようなビジネスプランをある提案コンペに出しています。

何故だか分かりませんが日本では問題を根本的に解決することが不得意のように見えます。

小手先でごちゃごちゃとやることは得意ですが、物事の本質に迫り根本から問題を解決する取り組みはほとんど行われません。

色々な意味で社会が行き詰っている現在、もっと本質的なアプローチで多くの社会経済的難問に取り組んでいく姿勢が求められているはずですが・・・

いきなり大きな問題に飛んじゃいましたが、我々も身の回りの課題に対し、より本質的また根本的に取り組んで行きたいものです。

話がそれましたが、次回も駐輪場事業について更に考えます。

今回もお読みいただき誠にありがとうございました。

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○【次号予告】 次回4月号のテーマは、「駐輪事業について考える 2 」です。