時事トピック

コロナ禍で変わるパーキングビジネスの未来④

 

パステル石戸です。

前回の記事の中で、今回記事をアップする頃には、駐車場におけるキャッシュレス決済に関する専用ページをアップしますとお伝えしましたが、残念ながらまだ工事中です。

しかしフレームはできており、コンテンツも半分くらいが固まってきていますので、年内あるいは年明け早々には公開できると思います。
私達は少し大げさですが、駐車場におけるキャッシュレス決済の、謂わばポータルとなるような充実した内容のサイト構築を目指します。
前回記事の流れからずれますが、駐車場におけるキャッシュレス決済の専用ページを設ける意味を考えます。


私は駐車場業界に入ってもう30年を超えましたが、この業界は市場規模も大きくなく、人材も少なくニッチ市場の典型といえる業界です。
それだけに社会のトレンドからは常に遠い位置にあり、技術的な革新もほとんど行われてきませんでした。街中でのコインパークの隆盛に伴って目立つようにはなりましたので、世の中でも認知されていることが多くはなりましたが、やはりマイナーな業界です。

そのような業界ですので、駐車場ビジネスに関してまとまった研究や報告、書籍がほとんどなく、この業界を知ろうとすると結局のところ自分自身で経験するしかないということになります。
しかも今のような激しい変革期になると、今後どのように駐車場ビジネスを考えたらよいのか、どのように取り組めばよいのか、悩ましい問題が増えていきます。

そのような問題の中で最も大きなものが、「駐車場におけるキャッシュレス決済」であると私は考えています。
しかしながら既存の駐車場機器メーカーのキャッシュレス決済への対応は相当に鈍いと言えます。
それは彼らにとって駐車場機器の販売、それら機器の保守契約、そして駐車券等の消耗品販売が大きな利益を上げ続けているからです。
キャッシュレス決済が加速化すれば自らの事業は急速に縮小します。
経営の柱となっている事業の命脈を、自分で立つような勇気をもっている経営者はそうそう多くはいません。

私たちは遅かれ早かれ起きることが必然であるキャッシュレスパーキング革命を、じっくりと観察し、正確に捉え、指針となるような情報発信をしていきます。



最近はネットで駐車場ビジネスに関する種々の情報が発信されていますが、情報量はそれほど多くなく、内容的にも正直言って玉石混交であり、また読むに値する内容のものもそう多くはありません。
多くは自社商品やサービスに誘導するための広告レベルを超えるものではありません。

もちろん私達も事業者であり、自社サービスや商品を広めていきたいのは当然です。
しかしそれを前面に持ってくるのではなく、私達はまず状況を整理し、顧客に正しい情報を発信し、それを理解していただいた上で、賢い選択をしていただくことが重要であると考えています。

ましてこれからは一方的にモノを売ったり、サービスを提供するのではなく、事業者とユーザーがデジタル技術を介して相互に影響しあいながら、より良いエクスペリエンスを提供・獲得していく時代です。
そのような時代に相応しい情報発信を行っていきたいと考えています。
先述しましたが遅くとも年明けには駐車場におけるキャッシュレス決済の専用ページのお披露目ができると思います。
どうかご期待ください。

大変長くなりました。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
次回は、前々回の宿題から始めます。
本年もこのブログをご愛読いただきまして誠にありがとうございました。
どうかよいお年をお過ごしください。